人気ブログランキング |

<   2014年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

傷んだコバを自分で直してみよう


お客さんに「コバがこすれて艶がなくなってしまったけど直せないか?
というようなご相談を受けるこたことが何回かあります

「コバ」というのはたぶん小端(こば)、小口(こぐち=切り口)の端ということではないでしょうか?

革製品の切断面を指す言葉ですね


RCWの製品は基本的にコバの仕上げは、
皮革の繊維がぽろぽろ出たり不快に毛羽立ったりしないように処理をしています

他社の製品によっては分厚いコーティングや着色をしている場合もあります


処理の種類によっても異なりますが、
お使いいただくうちにどんな革製品でも傷んでくるものです

ですがお手入れさえしていれば長く使えるのが革製品の魅力

今回は傷んでしまったコバの磨きなおしをしてみようと思います


しかも、一般家庭にある物だけでやる方法をご紹介します

私も初挑戦です
うまくできるのでしょうか…


b0307766_16170573.jpg
まずは、「磨いたコバ」ってどういう状態でしょう?

革はカットしただけではこのようにガサガサとして艶が無く、
使ううちに毛羽立ったりしてきます

b0307766_16212987.jpg
これを薬剤を塗って磨いて固めることで、艶ぴかの状態にします
作例で示すとこんな感じ
b0307766_16485951.jpg



今回はヌメ革のコバを家庭にある材料だけで磨いてみましょう
b0307766_16235244.jpg



さて、使う道具はこちら「酢ビエマルジョン接着剤」です

「そんなの聞いたことない!」という方も
「木工用ボンド」なら知っているかと思います

「ボンド」はコニシ株式会社の商品名なので、
一般的には・・・ボンドでいいですね(笑)


ちなみに写真左はセメダイン株式会社の木工用接着剤です。

こんなにデカいのは持っていないと思いますが、
右の小さいチューブなら一度は手にしたことがあると思います

ホームセンターや文具店などで100円くらいで購入できます


それと布きれを少々

着古した綿のTシャツが最適です


b0307766_16325576.jpg
心配な方は購入時に成分を見てみましょう

「酢酸ビニル樹脂 ○○%」と書いてあります

銘柄によって○○%の数字が異なりますが、
今回は薄めて使うのであまり気にしないでいいです


これが普段使っているコチラ

b0307766_16365983.jpg
トコノールの代わりになるのでしょうか・・・?

ちょっと調べたところこちらも主成分は酢酸ビニル樹脂なので使えるはず!


まず、トコノールとボンドでは接着力が全く異なります

トコノールはいくら乾いてもべたべたしませんし、
物を接着できるほどの粘着力はありません

と、いうことはボンドを薄めてあげればいいはず・・・



でもボンドって何で薄めればいいの?

溶剤とか家にないし・・・と思いますが、改めてボンドの成分を見てください。


酢ビ以外はなんと「水」!

そうです、ボンドは水で薄めて使えるのです

(ちなみに、速乾タイプや100円ショップの安価なものはこの成分比が異なります)


b0307766_16502780.jpg

このように適当な容器で薄めます

私が試した感じでは1対1くらいで薄めると使いやすいようです
(もう少し薄めても良いかも)


b0307766_16535847.jpg
この薄めたボンドを布に吸わせて・・・


b0307766_16555026.jpg
磨きたい部分に載せていきます

欲張ってびしょびしょにすると革の表面に付着してしまうので少しずつやりましょう

表面についてしまった場合は、早めに水で濡らした布でふき取りましょう


コバに薄めボンドを載せたらそのまま半乾きになるまで放置します

乾いてきたら布で軽い力で磨いてください

力は入れずに何回も何回も、シャカシャカシャカシャカ・・・・・・・・・・・・


ほらつやが出てきたでしょ?

艶がいまいちだったら、もう一回薄めボンドを塗って・・・・・シャカシャカ・・・・・

以下、気が済むまで繰り返します



b0307766_17013505.jpg
ほらつやつやになりました

では実際に荒らしたコバを直してみましょう


b0307766_17073808.jpg
こんな感じ。

写真のように2枚を張り合わせた部分もきっちり磨くと一体になります。

ちなみに写真のように張り合わせた部分が、
はがれてしまった場合はボンドで接着してから磨くとまさに境界線が見えなくなります


さあ皆さんも傷んできた革製品のコバを磨いてリフレッシュ!!



**********おまけ************

トコノールはコバだけでなく床面(革の裏面)を磨くのにも使います
トコ(床)ノールっていうくらいですからね

こちらも薄めボンドで試してみました


b0307766_17153582.jpg
同様の手順でやってみますと・・・
b0307766_17185409.jpg
おお!

何とかできました。

でも、薄めベンドはさらっとしているのでトコノールに比べると伸びが悪いです

そのため均一に仕上げるのは難しいですね

このくらいの面積ならいいですが、大面積ならカンベン願いたい感じです

素直にトコノールを使いましょう



■■結論■■

トコノールが無くても、コバを少し修復するくらいなら薄めボンドでOK!

と、いうわけでみなさんも挑戦してみてください


でもやっぱりトコノールの方が使いやすいのは間違いないですね
トコノールのお求めはこちら(Amazon)でどうぞ

※トコノールも酢ビ接着剤も肌への刺激は弱いですが、手肌が敏感な方は注意して作業してくださいね。



*****************************
もう少し本格的に床面を磨いてみたい!という方は
こちらの記事もご覧ください

*****************************
経年変化と傷の簡単なお手入れについてついては
こちらの記事もご覧ください


by rcw52 | 2014-02-21 17:27 | その他(読み物など)

母子手帳・通帳・パスポートケース 基本仕様 (2015年2月カードポケット仕様変更)

母子手帳ケースの基本仕様(2015年2月時点)をご紹介します。

※皮革の種類などに応じて、変更される場合があります。

 個別にはオークション出品説明を参照ください。

※カードポケットの仕様を変更いたしました(2015年2月)
 一部の写真はポケットのデザインが異なります


b0307766_09572504.jpg
紹介するのはこちらの商品です

母子手帳を収納する用途を中心に設計しましたが、
預金通帳やパスポート、旅行のチケット類を
カバンの中でスマートに収納できるデザインです

市販の母子手帳ケースはかわいらしい雰囲気の物が多いようですが、
RCWではビジネス用途や男性でも違和感なくお使いいただけるデザインも
そろえていこうと思います


b0307766_10051015.jpg
外観はこの通り、とてもシンプルで
皮革の個性・質感を楽しめるデザインです


b0307766_10075798.jpg
大切なものを収納するケースなので、
2か所のバネホック(パッチン)でしっかりとカバーします

中には収納がたっぷり
二人分の母子手帳が収められます

b0307766_17131575.jpg
カードポケット・ペンホルダーの仕様を変更しました


メインポケット : 手帳類・預金通帳・パスポートだけでなく、写真やメモなども

カードポケット : 大きめなポケットを6か所設けました 
           1カ所に数枚ずつ入ります

ペンホルダー : 太さを調節可能です
           多色ペンも入ります

b0307766_17033317.jpg

b0307766_10314795.jpg
その他の手帳類ももちろん収納可能です。


b0307766_10332687.jpg
日本の母子健康手帳は

 Sサイズ : 縦14.8cm 横10.5cm  (A6、文庫本サイズ)

こちらが多いようですが

 Mサイズ : 縦18.2cm 横12.8cm (B6サイズ)

このサイズまでは対応可能です。

これより大きいサイズ(Lサイズ 縦21.0cm 横14.8cm A5サイズ)にご使用の場合は、オーダーにて製作いたします。

お気軽に こちら(メールソフトが起動します) よりご相談ください。


b0307766_10434155.jpg
デザインはこの通り。必要以上に飾らず、皮革の質感をお楽しみいただけます。


b0307766_10454354.jpg
皮革のバリエーションは随時変わります。

コチラ(ヤフオク!) のオークションブースからお気に入りを探してください。


b0307766_11145214.jpg
もちろん刻印サービスにも対応いたします。

ご自分のお名前、お子さんのお名前などを入れてオリジナルのケースに仕上げてください。

刻印の詳細についてはコチラをご覧ください


ご質問・ご注文・リクエストなどはこちら(メールソフトが起動します)からお気軽にどうぞ
ヤフオク!をご利用でない方もメールにてオーダーをお受けします



by rcw52 | 2014-02-18 11:21 | 製品仕様

ブックカバー 基本仕様 (2014年2月リニューアル! 7月単行本サイズ追加)

ブックカバーの基本仕様(2014年7月時点)をご紹介します。

※皮革の種類などに応じて、変更される場合があります。

b0307766_16071767.jpg


紹介するのはこちらの商品「ブックカバー」

久しぶりに設計をリニューアルしました。

外観はご覧のとおり、皮革の質感を味わっていただけるとてもシンプルなデザインです

b0307766_16084975.jpg


表紙側を開くとこの通り、

表紙の半分程度が被さるようになっています


表紙側の「被せ」には

しおりなどを挿しておけるスリットを設けました

※カバー本体と同じ皮革のしおりが標準添付
 (製作時期により本体に革ひものしおりが縫い付けてあるものもあります)

b0307766_16071825.jpg


裏表紙を開いた状態

本の厚さに合わせて裏表紙の被せを調整出来ます

※※以下の写真は、しおり紐が付いた旧仕様です※※

◆対応厚さ ◆

<文庫判・新書判サイズ>

厚さ1.8cm(440ページ)前後に合わせて設計してあります

0.8~2.6cm(220~630ページ)の本にお使いいただけます

b0307766_08524369.jpg


<単行本サイズ>

厚さ3.0(400ページ)前後に合わせて設計してあります

1.5~2.6cm(150~550ページ)の本にお使いいただけます

b0307766_15491122.jpg


◆対応サイズ◆

一般的な文庫判・新書判・単行本に対応します

b0307766_09153551.jpg
b0307766_16271712.jpg

詳細はコチラ(ブックカバーのサイズについて)をご確認ください。



◆その他◆

b0307766_08532577.jpg
もちろん刻印にも対応いたします

裏表紙側の端にさりげなくお入れします

刻印の詳細についてはコチラをご覧ください


ブックカバーのお求めはコチラ(ヤフオク!)


b0307766_08542460.jpg
裏表紙の被せが固定されているタイプもオーダーにて製作いたします

厚さ調整はできませんがすっきりしていて、本に馴染みやすいのが特徴です

※ご希望の本の厚さをご指定ください


上記以外の書籍サイズでもオーダーにて製作いたします

※ご希望の本の厚さ、サイズ、表紙タイプ(ハードカバー)、右とじor左とじなどをご指定ください

ご質問・ご注文・リクエストなどはこちら(メールソフトが起動します)からお気軽にどうぞ
ヤフオク!をご利用でない方もメールにてオーダーをお受けします


by rcw52 | 2014-02-06 14:41 | 製品仕様