人気ブログランキング |

続 傷んだコバを自分で直してみよう(床面編)

こんにちは

かなり前の投稿ですがコチラにて
「傷んだコバを自分で直してみよう」と題して
コバ磨きを木工用ボンドで代用した補修手順を紹介しました

こちらの補修手順をご覧いただいて
自分で床面を磨いてみようという方からの
お問い合わせメールを時々いただきます

ご自分でクラフトを楽しまれている方や
他のショップで購入したけど床面の仕上がりががちょっと・・・
という方もみえるようですね

今回はRCW流の床面磨き手順をご紹介いたします
(さすがに木工用ボンドで代用は厳しいです(笑)
皮革の種類や作品によってもこれ以外にさまざまなテクニックがありますが
参考にしていただけると幸いです


■ちなみに・・・■
RCWの商品はコバは全て磨き処理をしておりますが、
床面につきましては
 見栄え・手触りが良く、積極的にお見せしたいもの
 見栄えも悪くなく実用上の不都合が無いもの
につきましては、磨き処理をあえてしておりません
好みの問題もありますが、
出来るだけ皮革の風合いを楽しめる仕上がりを選択しています

※RCW商品につきましてはご希望をいただければ
 床面処理対応いたします


**************************
前置きが長くなりました
本題に入りましょう!
RCW流『床面磨きの基礎講座』始まります



皮革の種類や部位によって異なりますが
大まかな手順をご紹介します

1.処理する面(床面)をきれいにする
 ほこりが載っているとほこりごと固めてしまいます
 まずは処理面をきれいにしましょう


2.繊維の方向を確認して整える
 毛羽立ちをなでつけるように整えてください
 柔らかいブラシ等を使用するとやりやすいです


処理前の床面はこんな状態
ちょっと毛羽立ちのきめが粗いですね・・・
b0307766_17234966.jpg
なんだかほこりも載っています
b0307766_17234843.jpg
作業用のブラシはいろいろ試しましたが
私の場合はこれがお気に入りです
塗装(ペンキ塗り)用のブラシの毛を短く切りそろえたものです
b0307766_17234372.jpg
皮革には必ず繊維の向きがあります
それに逆らわないようにやさしくブラッシングしましょう
b0307766_17234415.jpg
床面の毛羽立ちが寝て、ほこりも一緒に取れます
b0307766_17234516.jpg
これで下ごしらえは完了です


3.トコノールを塗る

使用する材料・道具はこちら
b0307766_17234519.jpg
トコノール(上の容器3点)
ウェス(着古した綿のTシャツがおススメ)
トコノールを伸ばす道具

トコノールを伸ばす道具のおすすめは
 ガラス板
 ヘラ付へり磨き

ですが、バターナイフやプラスチック定規などでも十分に代用可能です
小面積なら指先でもオッケーです



それではトコノールを塗っていきましょう
まずは少量を床面に出します
b0307766_17234612.jpg
ちょっと面積が広いのでこのくらいかな?

へら付へり磨きで・・・
b0307766_17241637.jpg
伸ばしにくい!
広い面積には向いていませんね

ガラス板を使ってみましょう
b0307766_17242004.jpg
b0307766_17242120.jpg
b0307766_17242294.jpg
軽くガラス板で撫でるだけできれいに伸ばすことができました
ガラス板は程よい重さと丸まった縁のおかげで
広い面積に伸ばすのに適しています

この時に繊維の向きに逆らわないように作業した方が
綺麗に仕上がります


革の種類によってはトコノールをどんどん吸い込んでしまい
非常にのびが悪い場合があります
そういった時は霧吹きで軽く床面を湿らせてから作業する
かなり改善しますよ
※銀面を濡らしてしまわないようにご注意ください!

小さいパーツの場合は・・・
ウェスに少量載せて塗り伸ばしましょう
そのまま磨いてしまってもOK  

b0307766_17244709.jpg
トコノールを塗る量はハンドクリームをちょっと多めに塗るくらいです
このように↓多く塗ってもべたべたになって革を汚してしまいます

b0307766_17244574.jpg

銀面についてしまった分はすぐにやさしく拭き取りましょう

※くれぐれもゴシゴシと磨いてしまわないように!
 艶が出てしまいます


4.トコノールを少し乾燥させる

そのまま自然に乾燥させましょう
しっとりと半乾き状態にします
b0307766_17244466.jpg
5.磨く
ガラス板で磨きます
あまり力を入れずに繰り返し磨きます
b0307766_17244810.jpg
処理面が落ち着いてきたら仕上げにウェスで磨きます
軽い力でシャシャシャ・・・と
b0307766_17244918.jpg
始めからウェスで磨いても良いですが、
毛羽立ちが強めの皮革はガラス板で磨いてからウェスで磨いた方が
仕上げ作業がしやすい
です


ウェスも良いですが・・・
革のハギレ(銀面)を使って磨くと、
ちょうどウェスとガラス板の中間のような作業性になります
多少コシと厚さがあって、表面がサラっとしてるものが○
これもおススメです



綺麗につやがでましたね
b0307766_17245045.jpg
トコノールのノリが悪い部分や仕上がりが物足りない部分は
トコノールを塗るところから繰り返しましょう



◆■◆おまけ情報◆■◆
ここでご紹介したトコノールを入れている容器ですが
一番右の細い容器は・・・
b0307766_16253182.jpg
じつは虫よけジェル クール ポンプ100gの使用済み容器を流用しています
トコノールは少量ずつ使用することが多いですが
このポンプが絶妙に良い使い心地です!
片手で押し出すことができるのも作業性が良くおススメ
毎回ふたをしなくても中身が乾燥しないのも便利!!

もちろん中に汚れが入らないので、
いつの間にかトコノールに他の革の染料がにじんでた・・・
なんてこともありません

虫よけジェルそのものも、べとつかずさらっとした塗り心地で
首回りや手足にも塗りやすくてお気に入りです(笑)
夏のレジャーには欠かせませんね



ついでに引き続きコバ磨きも紹介します
お楽しみに



by rcw52 | 2015-07-14 16:51 | その他(読み物など)


<< オーダー製作事例 (手帳カバー... ギフトラッピングはじめました >>