オーダー製作事例 （手帳カバー）その9 女性オーダー特集

こんにちは

引き続き年末に製作したオーダーアイテムを紹介しますよ

タイトルでは「女性オーダー」と謳いましたが・・・
RCWのお客様は気が付けば女性が7割くらいです
なのであえて男性特集をしない限りは
女性のお客様の事例が続きます


さて、どんどん行ってみましょう

1.ラインは柔らかく、とにかくシンプルな手帳カバー
皮革：ワックスレザー　レッド
仕様：ポケット形状を大きな曲線に変更、左右に設置
　　　　ペンホルダー・ベルト・しおりを削除
　　　　背表紙部分を2重にして耐久性アップ
とにかくシンプルに長く使えるように丈夫に、というご要望です
手帳を閉じたときに外側には何も出ないようにしました
それに合わせて[RCW]のロゴタグも内側に移設しました

ポケットは縦いっぱいに使える柔らかな曲線のデザインに変更
スッキリしていながらも依頼者のこだわりの光る手帳カバーが完成しました



2.ポーチとお揃いで！手帳カバー
皮革：ワックスレザー　レッド
仕様：ポケット形状を大きな曲線に変更、左右に設置
　　　　手帳全体をカバーするフラップ設置
　　　　お揃いのデザインでミニポーチも製作
冒頭でご紹介した手帳カバーと皮革種類とポケットのデザインは共通です
ですがこちらは手帳を閉じたときにしっかりとカバーするように
フラップを追加しました
フラップのデザインは封筒を思わせるような三角形状

合わせてお持ちになれるポーチも製作しました
こちらはフラップ形状は共通ですが
アクセントにリボンを取り付けました

文房具を収納しても良いですし
化粧品等を持ち歩くのにもちょうど良いサイズです

共通デザインのアイテムを持っていれば、
職場等で注目されるのは間違いありませんね
こんなことができるのもRCWのオーダー製作ならでは
おススメです


3.使い方から考える手帳＋ロディアカバー
皮革：ピンク コンビスムース　厚さ1.6mm
仕様：B6サイズ手帳とロディア#14を同時に収納
　　　　表紙にリボンのアクセント
　　　　・・・そのほかいろいろ

まずは製作前の仕様図をご覧ください
掲載しているBlogサイトの仕様により細かい文字はつぶれていますが
かなり細かに仕様を盛り込んでありますね
実際にこのデザインにたどり着くまでに
お客様と写真や図でかなりのやり取りをしたのを覚えています

左側にB6サイズの手帳、右側に14サイズのロディアメモパッドを配置
これはやや重たいロディアは下にくる方が安定するだろうという配慮です

手帳は実際にはコクヨのB6キャンパスノートを想定しています
ノートの表紙側のみでしっかり安定するように
差し込みを深くしました
そこに重ねるように2連カードケースのあるジョッター（メモばさみ）を
出来るだけ大きめに設置しました

右側のロディアは縦17 x 横11cmのやや大きな14サイズ
ロディアをしっかり支えるようにベルト状になるようにスリットを設けました


そして中央にペンホルダーです
実はこれが難題でした・・・
お客様はこの手帳カバーを別のケースに収納して持ち歩かれるそうです
そのため全体のサイズ（幅）に制約があり
ゆとりを持った設計にできず、手帳・ペンがジャストフィットする必要がありました

ペンホルダーを手帳の外側に設置（↓写真）すれば、設計的には楽なのですが
手帳を閉じたときにスッキリとリボンだけが見えるデザインにしたので
そこにペンホルダーが並ぶのは避けたかったのです
たしかに・・・これではせっかくのリボンのデザインが台無しですね

何とかペンホルダーを内側に設置し
サイズの制約に収めることはできないか・・・
お客様との間でアイディアを出し合ったり
ミリ単位でのサイズ検証が繰り返されました
じつはリボンのサイズ・配置についても
かなり詳細のやり取りで調整を行っています

その結果・・・
パーツの配置の修正方法が決まりましたペンが収まる空間もしっかり確保できています気を改めて製作再開です！
そして完成したのがこちら
ふぅ～～・・・
ようやく完成です
機能（手帳+メモパッド）、サイズ、デザイン（リボン）すべてにかなりの
こだわりを詰め込んだカバーが完成しました

RCWの標準デザインを設計する場合は、
完成までにこのような試行錯誤をして微調整を行ったり
時々マイナーチェンジをして仕様の修正をしているのですが
オーダーの場合は特定のお客様との一発勝負！



時にはこのように手こずることもあるんです
お客様には大変お手数をおかけしてしまう場合がありますが
こだわりの姿勢を見せて頂ける方には
とことんおつきあいしています
そうやってRCWも勉強させていただいています(感謝！)


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